FIPRON CORD

製品の一般情報

熱により作動するマイクロカプセル化消火剤をエアロゾル発生シェル内に封入した革新的な消火システム FIPRON CORD（以下、本製品または FIPRON CORD）は、クラスA2、Bおよび通電中の電気機器の火災を消火するために設計された全く新しいタイプの消火剤です。
本製品は、人の介入を必要とせず、小型防護空間（4000 dm³以下）—電気盤、電気機器キャビネット、ケーブルダクトなど—で使用され、動作温度範囲は -50°C〜+80°C、湿度80％以下の環境に対応します。

1.1 FIPRON CORD タイプの製品は、高電圧電線とともに閉鎖型ケーブルダクト内に設置することが可能です。
設置方式は製造者の承認を得る必要があり、製品の消火能力に応じて1メートル当たりの保護容積が以下のように定められています：
MS — 50 dm³、M1 — 100 dm³、M2 — 200 dm³、M3 — 300 dm³、M6 — 600 dm³。

1.2 製品の商標名：Fipron Cord MS, M1, M2, M3, M6。

1.3 FIPRON CORD はインテリジェントな自動消火システムとして機能します。
温度の上昇により、内部の活性成分が反応して消火剤を放出し、火災を完全に抑制します。

1.4 FIPRON CORD 製品の主な特長：

• 柔軟な基材により、曲げ半径の異なる狭所にも設置可能。

• 軽量構造で、輸送や取り扱いが容易。

• 優れた耐熱特性により、幅広い温度環境で使用可能。

1.5 FIPRON CORD は、密閉または半密閉された電気機器空間の保護用に設計されています。
換気付きキャビネットや屋外に設置された機器の保護には使用しないでください。

Fipron Cord 消火製品の設置例ビデオをご覧ください。

適用範囲